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高校を卒業してからなにもせずに成人してしまった田中隼人が主人公。ある日めまいがして駅のホームから転落する。気がつくとなぜか戦時中。

この本を読んでめまいがした。戦争の中で生きがいを見つけていく田中隼人。戦争讃美か? それとも反戦がテーマか? よくわからない。

作者は「必死になると生きがいが見つかる」と言いたいのかもしれない。だけどそれだけだとどうだろう?

現実に国会では安保法制、または戦争法案が審議されている。

生きがいを持つために若者は安保法制に賛成しろということか? 本当に安保法制は戦争の導火線にはならないのだろうか? 僕はなりそうな気がする。だから戦争法案と呼ぶのがいい気がする。

戦争があって生きがいがあるのと、生きがいはなくても戦争がないのと、どっちがいいかというと、生きがいはなくても戦争がないほうがいい。もちろん生きがいがあって戦争はないのが一番だけど。

日本を守りたいとは思うが、アメリカに引きずられてアメリカの利益のために戦争に行くのは絶対いや。日本が武装して海外に出たら、対立国はもっと武装するだろう。そうやってエスカレートが始まる。いつの間にかアメリカの代理戦争に巻き込まれる。

そういうことを作者はどう考えているんだろう?

命が大切なら、戦争をしないのが一番。他国の争いに首を突っ込み、自分たちの命を粗末にするのは絶対反対。戦争をしたがる人たちを止めるのはとても難しい。それがもし簡単にできるなら、戦争の歴史はもうとっくに終わっているだろう。

文:まにく〜る


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