#

文学フリマTOKYOに、増田圭一郎社長と行ってきました。なにしろ800ブースほどあるというのをすべて見ましたからヘトヘトです。

いろんな分野のいろんなレベルのいろんな企画のフリーマーケットだったのでとても楽しかったです。でも一方で鬱陶しくもある。なにしろここにいる人たちみんな「僕の本、私の本を読んで下さい」という人たちですから。800すべてにお付き合いしていたら大変です。からだがもたない。なのでどうしても選んでしまうことになる。選ばずには歩けない。「これ見て下さい」と声かけられて、すべてに応じるわけにはいかない。客として歩くことに後ろめたさを感じました。なのでここに話題として取り上げる作品も、たまたま選んだものです。すべてを丁寧に見て選んだわけではありません。もっと面白い作品も、もっと苦労して書かれた作品もきっとあったでしょう。そういうことを差し引いてお読みください。

古書肆右左見堂

まず面白く感じたのは、同人誌をやっている古書肆右左見(うさみ)堂。同人誌を買い取る古書店はあるが、自分たちで作ってしまうというのは珍しいのではないか? でも、文章というものがどういうものか熟知している人たちの集まりだろうから、同人誌をやっても面白いのだろうと買って帰る。タイトルは「綜合文藝同人 右左見(うさみ)」創刊号。まだ全部は読んでないけど、何編か読んだ作品はどれも個性的で面白い。本読みはいつか自分が書きたいと思っているもの。(本当か?) 僕は大学の時にミニコミに書いた。ちゃんと本屋に置いてもらった。(懐かしい) 古書肆右左見堂のサイトはこちら。

かあちゃんのおはなし図書館

大阪のおおよど企画を運営しているおおよどながらさんは各県の方言でミニ絵本を作っている。もともとはCM畑で働いていたそうだが、いまはWeb用の漫画制作集団を率いている。そこが方言の翻訳者を集め、各県の方言絵本を作るにいたり、そのプロモーションを文学フリマでしていた。サイトはこちら。

現在は沖縄県、福岡県、大分県、山口県、岡山県、島根県、京都府、大阪府、奈良県、滋賀県、富山県、石川県、神奈川県、福島県、岩手県、秋田県、青森県、兵庫県、東京都、佐賀県、広島県の方言が出版できるそうです。ここに載ってない県の方言翻訳書を募集しています。我こそはと思う人は応募してみてください。

ほかにも何冊か持ち帰ったので、読んだらここに1冊ずつ感想を書いていこうと思う。チラシをもらった人のサイトも見なければならないし、ここに行くとやらなければならないことが増える。それが嫌な人はきっと行かないだろう。

かつて文学は一般の人たちにとっては読むためのものだった。いまは表現する側にもなることができるようになったということだ。


コメント欄を読み込み中